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コラム

米原市甲津原で子どもの人口が増加、甲津原分校跡に公園遊具が設置されました

米原市の甲津原と言えば、米原市の中でも最北部にある地域です。大自然に囲まれ昔ながらの風景が残り、「東草野の山村景観」として国の重要文化的景観に指定されています。

ですが奥伊吹と呼ばれる山間地域で、麓から車で30分弱かかります。そんな甲津原からはどんどん人が山を降り、人口が減少する過疎地域でした。

過疎地域でも人口が増加する

実は甲津原の過疎地域で人口が増加するという事が起きています。2009年には甲津原での10歳以下の子どもの数はゼロでしたが、2019年には12人に増加しました。ゼロから12という急上昇は、若い世代を中心に米原市へ移住された方々によるものです。

四方を大自然の山々に囲まれ、澄んだ空気と昔ながらの田舎の景観に魅力を感じる人が増えている背景があるようです。

元々住んでいる人なら麓に降りるまで車で30分かかり、仕事に行くにも買い物に行くのも不便で離れていってしまう人もいます。でも逆にこれがメリットになり得るという事を、移住された方にインタビューさせて頂く事によりわかりました。むしろ30分程度で買い物に行けるのは逆に良く、過去に住んでいた田舎では1時間以上かかったそうです。

こうした米原市の田舎過ぎない田舎という事が魅力に映っているようでした。

甲津原に公園遊具が設置されました

子どもの数がゼロから12人に増えた事から、甲津原分校跡に公園遊具(鉄棒・ブランコ・滑り台)が設置されました。

甲津原分校はかつて甲津原地域にあった小学校で、人口減により2013年に廃校になりました。元々遊具もありましたが、それも無くなってしまっていたのです。

こうした甲津原での人口増は、移住者を歓迎している背景も要因の一つです。

移住者インタビュー

すずきちさん

米原市甲津原へ移住された鈴木孝平さんは元々神奈川県出身で、現在甲津原で自伐型林業を営まれていて、同時に地方移住アドバイザーとして活動されています。

一般企業の営業職として就職されましたが、過酷な激務により体を壊してしまいました。そこで脱サラして自伐型林業をする為に、地域おこし協力隊として米原市に移住されました。

すずきちさん
米原市に移住し自伐型林業を営む鈴木孝平さんのネットと林業をリンクする挑戦

地方移住という言葉が近年注目を浴びています。普通考えられる事として田舎に住む学生は卒業したら仕事を求めて都市部へ引っ越すという事。私の友達でも東京へ移住した人が多いです。 しかし、逆に田舎へ移住すると ...

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米原市への移住体験

田舎暮らしに憧れを持って移住したいといっても、理想と現実の違いはやはり存在していきなり移住するのは難しいです。

米原市には田舎暮らしを体験できる古民家の宿泊施設があります。

都市部とは比べ物にならないくらい雪が多いので、冬に見に行っておくべきです。

雪が多い現実や豪雪対策について。

米原市曲谷の豪雪地帯で積雪対策の見学会で除雪の苦労や暮らしを尋ねました

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移住支援「まいばら空き家対策研究会」

米原市では人が住まなくなった空き家が増え続けており、この空き家を移住者に活用してもらおうという積極的な移住支援が行われています。市外からの空き家移住者に対してリフォーム補助金もあります。

米原市への移住者支援「まいばら空き家対策研究会」の地域に住んでもらう取組

日本全国で少子高齢化の流れが進行していますが、それは米原市も例外ではありません。更に人口の東京への一極集中により年々米原市の人口も減少傾向にあるのが現状です。しかし一方で、地方への移住希望者も増え続け ...

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移住希望者には直接面談し、都市部との違いや風習の違いなど親身に対応してもらえます。ただ移住するわけではなく、地域へ移住してもらうという事がコンセプトです。事前に自治会長さんとの面談もあり、地域(米原市)に馴染んでもらえるように支援が行われます。

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