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歴史

米原市の山津照神社に伝わる春の祭礼「武家奴振り」5月5日

米原市能登瀬にある山津照神社では毎年5月5日に春の祭礼として「武家奴振り」が行われます。その歴史は江戸時代から始まったもので歴史ある春の祭礼を見る事ができます。見学自由です。

武家奴振りとは

山津照神社の境内にある青木神社の祈祷札を京都御所へ献納する道中に行われていた奴振りです。江戸時代から行われていましたがその歴史は一旦明治4年に途絶えてしまいました。しかし昭和48年2月に旧近江町30周年を機に有志による募金活動の甲斐あって「能登瀬奴保存会」が結成。その後山津照神社の武家奴振りを復活させ、後世まで保存する活動がスタートしました。現在は毎年5月5日に山津照神社の春の祭礼で武家奴振りが奉納されます。

山津照神社は米原市の中でも上位数%に入る規模の大きい神社です。その歴史は奈良時代にまで遡ります。旧坂田郡の古代豪族の息長氏と関わりの深い神社で、息長氏が国常立尊を祀った事が始まりと言われています。

武家奴振りスケジュール

5月5日10時30分頃、武家奴振りの行列が山津照神社の鳥居をスタート。和楽器の篳篥や笙の演奏する人も行列に加わり、雅な雰囲気に包まれます。

その後ゆっくりと歩を進め、拝殿前まで進行。その後11時頃、拝殿へと入り神事が執り行われます。

神事が進行すると、数人の巫女さんが本殿へと列を成し、神様へのお供え物を手渡しで奉納されます。この時、神事に関わる方々は口に葉を咥える光景が見受けられました。これは神様に息がかからないようにする為の慣わしだそうです。

山津照神社へのアクセス

山津照神社は米原市能登瀬の集落にある小高い山の上に鎮座しています。車が通れるような大きめの道沿いにはないので、少々わかりにくいです。

国道21号線からなら、米原IC口交差点を西へ行き高速道路の高架を越えてすぐのT字路を右折します。線路を越えて直進すると突き当りにT字路があり、右折します。少し進むと左側に「山津照神社」の看板があるので左折します。道なりに進んでいくと右側の小高い山に山津照神社があります。

駐車場について

乗用車5台分の駐車スペースがありますが、少ないので停めるのは難しいでしょう。

タクシーやレンタサイクルなどをご利用ください。

まいちゃん号で行く

米原市の乗り合いタクシー「まいちゃん号」で来る事ができます。1回500円~

「能登瀬-3」停留所が最寄りです。

祭礼情報

山津照神社武家奴振り
住所:滋賀県米原市能登瀬
開催日:5月5日
公式サイト:おうみ三奴振り 公式サイト|武家奴、蹴り奴、公家奴

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