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歴史

米原市で廃線散歩、「伊吹せんろみち」はサイクリングにもおすすめ

伊吹せんろみち

廃線ってご存知ですか?もう使われていない鉄道の廃止路線の事で、いわゆる廃墟の一種です。

実は米原市にも廃線があります。廃線と言っても線路のレールは既に撤去されてしまっていますが、線路があった場所は遊歩道として整備されて徒歩で歩いたりサイクリングしたりできるのです。車は通れません。廃線というと立入禁止になっている所も多いですが、合法的に廃線ルートを辿れます。それが「伊吹せんろみち」です。

車も通らないですし、自然やノスタルジー感を楽しめるサイクリングコースとしてもおすすめです。

伊吹せんろみちとは

伊吹せんろみちは元々乗客が乗る鉄道路線ではありませんでした。伊吹山の麓に大阪セメント伊吹工場があって、そこでセメントが生産されていました。セメントを運搬する専用鉄道路線だったのです。

昭和27年頃に開通し、平成11年に廃線となりました。その大阪セメント伊吹工場も2003年3月に閉鎖しました。

伊吹せんろみちのルート

伊吹せんろみちは全長約2.5kmに及びます。地図で見ると右側のS字カーブになっているのが廃線ルートです。スタート地点は大阪セメント伊吹工場があったすぐ近く。

伊吹せんろみちスタート

国道365号線の「高番」交差点を北へ行き、最初の交差点を右折。伊吹薬草の里の手前の角を左折して、左手に運動場が見えてきたあたりがスタート地点です。現在は駅舎風の休憩所が整備されています。

スタート地点にだけは線路のレールがわずかに残されています。

小雨もぱらつく悪天候ですが、サイクリングに出発!このまま南へずっと直進していけば OK。たまに一般道と交差しますから注意してくださいね。

小学生の頃、このあたりに来た事がありますが確かに線路がありました。ここに線路があってもおかしくない風景ですよね。

何か忘れ去られた道感が出てきました。長年米原市に住んでますが、実はこんな遊歩道があるとは知りませんでした。

倒木ならぬ倒竹!強力な台風が通った後ですから道も荒れてますね。

ここで第一トンネルが登場して廃墟感が出てまいりました。そして、突然雨が酷くなっております。まさしく鉄道用のトンネルの名残で歴史を感じさせるものです。ちょっとホラー感も出ています。

そしてすぐさま第二トンネルが登場。実はこの上は国道365号線が走っています。このトンネルの存在は気づいていたのですが、一体何のトンネルなのか、どうやって通るのか不思議でならなかったんですよね。

更に道が荒れてきましたが自転車の通行には支障はありません。森の中を走っているので森林浴っぽくて気持ちが良いです。

最初から最後まで緩やかな下り坂になっているので、スイスイーと走れます。

ぐるっとカーブを描いて山沿いを通っていきます。電柱が建っていて線路の名残が残っています。

道の脇には撤去されたレールが安置されていました。

東海道新幹線の高架をくぐったあたりで伊吹せんろみちの終点です。ここから普通に JR の線路に合流していたのだと思われます。

終点にはこんな解説も。「伊吹せんろみちは地域発展の歴史を次の世代に受け継ぐために、住民参加型で廃線敷きを道路として計画したものです。」

一つの会社が専用鉄道路線を引いていたなんて、そんな事できたんですね。

さて、引き返して帰路につきます。行きは楽でしたが、帰りは終始緩やかな上り坂なので辛いサイクリングになります。良い運動になりそうです。

おわりに

米原市でノスタルジーな廃線サイクリングはいかがでしょうか?自然や歴史を感じさせる心地よいサイクリングコースでした。

伊吹せんろみち

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