米原市の伊吹薬草の里文化センター2階に、薬草を学べる薬草に特化した「ギャラリーかくとだに」があります。シックな木材を基調としたギャラリーでとてもモダンな雰囲気を漂わせています。そして、大きな窓からは雄大な伊吹山の景色を一望できます。
伊吹山を眺めながらの休憩スペースとして、薬草に関する本で学を深めるもよし、薬草に関するお土産コーナーもあり、イベントで貸し切られている時以外は誰でも自由に入る事ができるギャラリーです。
ギャラリーかくとだにの場所
ギャラリーかくとだには伊吹薬草の里文化センターの2階にあり、図書室の隣に併設されています。
国道365号線からなら高番交差点を北へ行き、最初の交差点を右折します。すると左側に薬草の里文化センターが見えてきます。
伊吹薬草の里文化センターの受付前から2階に上がると図書室があり、この扉から中に入ります。
駐車場について
伊吹薬草の里文化センターの周囲に大きな駐車場があります。
まいちゃん号で行く
伊吹薬草の里文化センターには米原市の乗り合いタクシー「まいちゃん号」の停留所もあり、まいちゃん号で来る事ができます。1回500円~
ご予約の際は「山東伊吹共通-19」停留所までとお伝え下さい。
ギャラリーかくとだにとは
「かくとだに」という言葉はあまり聞き馴染みがないかもしれませんが、短歌がお好きであればピンと来るかもしれません。かくとだにの名称はは百人一首にも収録されている藤原実方朝臣の短歌からきています。
かくとだに えはや伊吹のさしも草
さしもしらじな もゆるおもひを
伊吹山の薬草が短歌に登場し、薬草に特化したギャラリーの名称としても良いとして決定されました。
この短歌は想いを寄せる女性に対する恋心を伊吹山の薬草に例えて詠んだものです。技工が凝らされた和歌で意訳には諸説あります。
さしも草とはよもぎの別称で、お灸の原料である艾にも使われます。かくとだにとは「このように○○さえ」という意味で、この歌では「このように(あなたを想う気持ち)さえ(言えない)」という意味合いになります。
ギャラリー内について
中央には大きなテーブルが2つ、窓ぎはには椅子とテーブルのカウンターがあります。飲食スペースではありませんので飲食は禁止されています。薬草風呂に入った後の休憩スペースとしても使えます。
北と東の大きな窓から日光が差し込み、和風ながらにモダンな雰囲気があります。
カウンター席で伊吹山の雄大な景色を眺めるのも一興。
晴れた日には眺めは最高です。
本棚には薬草に関する図鑑や書籍、資料を自由に閲覧する事ができます。奥にあるお洒落な棚には薬草の写真などが展示されています。
薬草関連のお土産品の販売も行われています。藤原実方朝臣の「かくとだに」の短歌から着想を得て、伊吹の薬草から誕生した香りの品を「かくとだに」ブランドとして誕生しました。
上の写真は薬草の自然素材を100%使ったルームスプレーです。ヒノキとイブキジャコウソウの2種類があります。ほのかな香り、心やさしく自然な香りがします。価格は1,800円です。
おわりに
伊吹薬草の里文化センターの2階にこんなお洒落なギャラリーがある事を知りませんでした。イベントに訪れたり、併設されている薬草風呂へ訪れた時には立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
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施設情報
伊吹薬草の里文化センター
住所:滋賀県米原市春照37
営業時間:9:00~17:00
定休日:月曜日
公式サイト:公益財団法人伊吹山麓まいばらスポーツ文化振興事業団