米原市多和田地域は昭和初期より高品質な真綿布団の産地として栄えました。現在も米原市の地場産業を守り、真綿布団の製造卸売業を営まれているのが藤田株式会社です。海外製品の価格競争により地場産業も下火になる中で、日本人にとって心地よい布団作りの挑戦を続け年間約50万枚の布団の製造を行われています。
布団を通じて米原を発展していきたいと語る、藤田株式会社の社長、藤田康秀さんにお話を伺ったインタビュー記事があります。
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米原市で寝具製造卸を営む藤田株式会社社長の藤田康秀さん「布団から米原を発展していきたい」
昭和45年から米原市能登瀬の地で寝具の製造卸業を営む藤田株式会社の代表取締役社長、藤田康秀さんと社長の奥様に米原市で作られている布団についてインタビューさせて頂きました。 実は米原市多和田の地域では、 ...
そんな藤田株式会社で製造されているオリジナル布団「琵琶」を体験させて頂き、レビューしたいと思います。
6層敷き布団「琵琶」
6層敷き布団「琵琶」は藤田株式会社の社長が考案した純国産、完全オリジナルの敷き布団です。古来より培われてきた多和田の布団造りの伝統と技術を活かして開発されました。
驚きの厚み15cm
何より特長は、15cmもの厚みです。こんな分厚い布団は見たことがありません。始めて見た時は驚愕でした。写真ではわかりにくいですが、比較対象となるものと比べるとその分厚さがわかると思います。
普通の布団とその差は歴然です。
何故これほどまでに分厚いのか?それは日本家庭における寝室事情を考慮しての事です。
昔ながらの日本家屋を除き、近年の新しい家では和室が減少しています。あっても客間のみで、寝室はフローリングという所が増えています。という事は畳の部屋で寝る人よりも、フローリングの上で寝る人の方が多くなっているんです。
フローリングは固いですから、薄い布団だと底付き感があって心地よくありません。そこで考えられたのが厚み15cmの「琵琶」です。これだけの厚みがあるとフローリングでも底付き感がなく、心地よく眠れます。
6層敷布団ですから布団の中が6層になっているんです。
- 中綿
- 備長炭シート
- ウレタンフォーム
- 固綿
- ウレタンフォーム
- 中綿
このような層になっています。
実際に6層敷き布団「琵琶」に寝転がってみましたが、硬すぎず柔らかすぎずのふわふわ感で凄く心地よかったです。今まで使っていた布団とは比べ物にならない快適さに驚きの連続でした。
オールシーズン使える
布団にダイヤ型の縫い目(キルト加工)があるのが見えますでしょうか?表裏がわかるように違う縫い目になっているのです。
反対側は砂時計のような縫い目になっています。
ダイヤ型の縫い目の方には備長炭シートが挟み込んであります。これにより遠赤外線効果で冬は暖かく眠れます。更に消臭性、吸湿性の効果があります。つまり秋冬はこちらの面で使います。
砂時計型の面は春夏用です。オールシーズン使える仕組みが詰まっています。
ゆとりのシングルロングサイズ
布団のサイズは一般的なシングルサイズよりも少し長い 100cm×210cm です。高身長な方にもゆとりあるサイズです。
米原市産
「琵琶」には米原市の名が刻まれています。「Made in Japan from Shiga maibara.」。米原市で布団が製造されているという事を正直今まで知らなかったんです。こんな良い布団が製造されている事に驚きました。
米原市の地場産業の布団を広く知ってもらいたいなと思いました。
藤田株式会社のブランドロゴ「fujita futon」です。
実際に寝てみた感想
こんな厚い布団は初めてでしたが、今まで使っていた布団より確実に心地よく眠れました。硬すぎず柔らかすぎずというのがとても良い塩梅なんです。硬すぎても腰が痛くなりますし、ベッドが柔らかすぎても腰が痛くなるのですが、この「琵琶」では全く腰が痛くなりませんでした。この感触の衝撃は感動でしたね。
「琵琶」が買える場所
インターネットショップで販売されています。
また、藤田株式会社の公式 instagram のダイレクトメッセージにて直接ご連絡頂いても良いそうです。
お問合せ
藤田布団株式会社
住所:滋賀県米原市能登瀬160-2
電話:0749-54-2811
公式サイト:藤田株式会社は滋賀県米原市の多和田地区から上質な心地よい布団を製造しています。