伊吹山ドライブウェイの終着点、スカイテラス駐車場から伊吹山山頂まで行く登山道は2つあります。それぞれ特徴のある登山道で、道のりや所要時間について紹介します。
山頂への登山道について
スカイテラス駐車場から伊吹山山頂へ向かう登山道は厳密には3つあるのですが、そのうち一つは下山専用です。中央登山道も西登山道も下山はできます。
- 中央登山道:最短ルートであるが、階段が多く急勾配
- 西登山道:なだらかな斜面であるが、距離は長め
- 東登山道:下山専用。ほとんど整備されておらずガチ登山者向け
所要時間と距離
- 中央登山道:約20分(距離:500m)
- 西登山道:約40分(距離:1km)
- 東登山道:約60分(距離:1.5km)
伊吹山山頂のローカルルール
駐車場、ドライブウェイ沿い、山頂山小屋付近を除く区域は、すべて「天然記念物指定区域」です。マナーを守った利用をお願いします。
- お花畑は立入禁止です
- 植物や昆虫の採取はできません
- ゴミのポイ捨ては厳禁
- ペット持込み禁止
- トイレは所定の場所で
- 火の使用は厳禁、禁煙です
- テント泊はできません
登山道の道のり
中央登山道
スカイテラス駐車場の中腹付近から、中央登山道の入り口があります。
獣害対策用の扉がありますが、開けて中に入ります。必ず閉めましょう。
最初から階段です。中央登山道は最短ルートですが、7割は階段です。
広大な草原と伊吹山の花々を眺めながら階段を登って行きます。
なだらかな道になる所もありますが、岩がゴツゴツしていて歩きにくいです。
更に先も見えない長い階段が続きます。
ふと下を眺めると、スカイテラス駐車場が遠くに見えます。大分登ってきたので終盤です。
階段を登りきると、しばらくなだらかな斜面が続きます。山頂の建物が見えてきました。
西登山道
西登山道はスカイテラス伊吹山の右側からのスタートです。獣害対策用の扉がありますが、開いて中に入ります。必ず閉めましょう。
比較的なだらかな砂利道が続いています。こちらは登山道として整備されているので、距離は長いですが楽に登れると思います。
しばらくなだらかな砂利道が続きます。伊吹山の花々を眺めつつ歩くのも楽しいです。
中盤を越えると、やや登山道の岩が大きくなってゴツゴツしてきます。
木の道が現れました。まさに高原地帯の風景でとても美しい景色が広がっています。
再度獣害対策用の扉があるので開いて中に入ります。必ず閉めましょう。
しばらく進むと山頂の山小屋が見えてきました。
東登山道
東登山道は下山専用です。ほとんど整備されておらずほとんど自然の状態です。大自然を楽しみながら下山したいという人にはおすすめです。
こちらが東登山道の入り口です。警告の看板が立っています。
登山靴などの装備でない方はご遠慮ください!この先は転倒事故が多く、軽装では大変危険です。
ちゃんとした登山靴でどんな危険があるのが、東登山道で下山してみました。
伊吹山の大自然の中、細い登山道が続いています。悪天候だと水たまりなどもあり、ぬかるんで滑りやすいです。
だんだん道が細くなってきている気がします。
獣道になってまいりました!草をかき分けて進まなくてはいけません。
獣道ゾーンを抜けると、伊吹山の大自然が広がっていました。伊吹山は気候が変わりやすいので急に霧が出て視界を奪われる事もあります。
再び警告の看板がありました。
だんだん登山道も急勾配になってきて、岩もゴツゴツしてきました。確かに滑りやすいですし、転倒したらむき出しの岩に頭をぶつけそうです。慎重に行きましょう。
急斜面を降りきったと思ったら、今度は上りの斜面も見えてきました。起伏が激しいです。
なだらかな上り坂が続きます。
ここから森林地帯に入っていきます。
完全なるガチ登山道です。
この大きな反り立つ岩には驚きです。岩の間を登って進まなくてはいけません。大きな岩に膝をぶつけるという事故に見舞われました。
岩山のようなゴツゴツした登山道が続きます。
ふと山の方を見ると、野生の鹿がいました!伊吹山の植物を食い荒らしてしまうので問題になっているそうです。
岩山ゾーンを抜けると、また背の高い植物に囲まれた登山道になります。
遠くにスカイテラス駐車場が見えてきました。しかし登山道は斜めで大変歩きにくく、まだまだ油断はできません。
出口が見えてきました!お疲れさまでした。
おわりに
登山道には伊吹山の特有の花々が咲いています。道端に咲いている花々も観察してみてください。