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コラム

伊吹山清掃登山ボランティア参加レポート【2019年6月2日】

2019年6月2日、滋賀県勤労者山岳連盟が主催する伊吹山清掃ボランティアに一般参加しました。米原市に住んでいますが伊吹山を徒歩で山頂まで登った事はありません。こういう清掃という機会でもないと山頂まで登る気にもなれないので、健康と運動、登山道の観察も兼ねて参加した次第です。

清掃登山スタート

集合は伊吹山登山口近くにある三之宮神社。朝8時集合です。既に滋賀県勤労者山岳連盟の方と、米原市の方、その他一般参加の方が集まっていました。ゴミバサミと袋も持ってきましたが山岳連盟の方で準備されていたそうで必要ないとか。(最初に聞いていた話と違う)

概要説明と準備体操を済ませて清掃登山が始まりました。雨が降るのではないか?と心配でしたが当日は曇り空。登山には良い気候ですね。お掃除日和です。

登山道をローラー作戦のようにゴミを探しつつ登ります。登山口を塞いではいけないので時折端に寄ったりしつつ。登山道の外れに年代物の朽ち果てた空き缶などが見つかりました。

序盤ほとんどゴミはなく1合目に到着しました。

1合目で少々休憩した後、2合目、3合目へ向かいます。この辺りもほとんどゴミはありません。(良い事です。)

小さなガラス片や飴の袋、缶ジュースのプルタブが少ない中でも目立った気がします。缶本体からプルタブが切り離されるタイプなんて何十年前のものだと。かなり年代物のゴミです。

※昔の缶ジュースはプルタブ部分が切り離される仕様だった。現在は缶と一体型になっている。1990年台にはほとんど一体型に切り替わった。

3合目に到着し、しばらく休憩しました。ほとんどゴミはありません。

4合目以降は更に登山道が険しくなります。一見ゴミは見当たらなくても登山道に埋まっている事もあります。石かな?と思ったら瓶だったとか。掘り起こした瓶はコカコーラの瓶だったり、何十年ぶりに回収されたんでしょうね。

話によると5合目は特にゴミが多いのだとか。4合目まではほとんどゴミはなく、どれほど多いのかと思っていると…。

これは酷い。登山道から離れた斜面に大量のゴミが散乱しています。それも今まで見たことがないような缶や古めかしい昭和なデザインのゴミが山ほど出てきました。この人数ですべてを持ち帰る事はできず、できる範囲での回収となりました。数年前からここのゴミの回収を始めているそうです。

ここまで集めたゴミは一旦5合目に置いておいて6合目へと向かいます。登山道は更に険しさを増します。ここからもガラス片やプラスチック片など小さなゴミが目立ちました。

行き交う登山客の皆様から「ご苦労さまです」「ありがとうございます」など声を掛けて頂けました。外国人の方も興味を持って頂いて「Wow!Great!」と話しかけてくださいました。「Where are you from?」と尋ねたら「ブラジルです~😊」と。めちゃくちゃ日本語上手いですね!

8合目に到着してベンチでしばし休憩です。「涼しい顔してるね」と言われました。まぁ、この曇り空のおかげですね。

今回一番の大物のゴミは傘でした。傘なんて持って登山しますかね。

若干の空き缶や土に埋まった瓶などを掘り起こして山頂にたどり着きました。

山頂は風が強く寒いくらいです。山頂でもゴミを探して昼食です。

13時過ぎから下山が始まりました。下山はゴミ袋を手で持ってはいけないと指導を受けました。リュックサックにくくりつけて両手がフリーになる状態でとの事。お話を伺うと前回ゴミ袋を手で持って下山した人が転倒してケガをされたそうです。

5合目まで下山すると、置いておいたゴミに新しい缶のゴミが増えていました。5合目の自販機のものでした。まぁ、自販機の近くにゴミ袋が置いてあったら業者が回収したゴミ袋と思う気持ちもわからなくはないです。(ゴミは持ち帰りましょう)

1合目まで下山するとゴミの分別が始まりました。燃えるゴミ、燃えないごみ、缶、瓶、ペットボトル。それぞれ重さも計られていました。

そして16時頃に三之宮神社に帰ってきました。全員で回収したゴミの総量は33kgだったそうです。登山は帰りの方が辛く、足がガクガクです。伊吹山清掃ボランティアに参加された皆様お疲れ様でした。

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