米原市の湯谷神社の秋の祭礼「米原曳山まつり」が2022年10月8日~10日にかけて開催されます。シャギリの音色と共に大きな曳山を引き練り歩く様子は豪華絢爛!子ども達による子ども歌舞伎が披露されます。
2022年の米原曳山まつりは三基揃い踏みで大変珍しいものになります。米原曳山まつりは旭山組・壽山組・松翁山組の3つの組が毎年順番に実施します。三基揃い踏みはその3つの組が一堂に会する滅多に無い機会です。
是非この機会に米原曳山まつりを見たことない人もご観覧ください。誰でも観覧は自由です。
米原曳山まつりとは
米原駅周辺は江戸時代に北国街道と中山道が交わる宿場町「米原宿」として栄えました。米原曳山まつりは、宿場町として栄えるにつれ湯谷神社の祭礼として、長浜市の曳山祭を見習い江戸時代後期に始まったといわれています。現在は滋賀県の選択無形民俗文化財にも指定されています。
歴史書「近江国坂田郡志」によると「明和7年(1770年)3輌の曳山を造り、祭日には児童をして狂言を演ぜしむ」とあります。明和年間(1764年~1772年)頃に、長浜をお手本にして米原に置いても曳山狂言が始まったと考えられています。
米原曳山祭は、北町の旭山組・中町の松翁山組・南町の壽山組の3つの組に分かれて実施されています。各山組とも祭の運営・運行等は主に若連中によって行われ、相談役として世話方がいます。子ども歌舞伎の役者は各自町の小学1年~6年の男の子が演じます。宵宮の登り山、本楽の御渡、奉納狂言、後宴の自町狂言など、見どころがいっぱいです。
宵宮・登り山
10月8日(土)20時30分より
宵宮の夜、湯谷神社へ向かう急な坂道を他町の山と並んで登ります。提灯の明かりに照らされて威勢のいい掛け声の中でゆっくりと神社に向かう曳山の姿はとても幻想的で見どころの一つです。
本楽・御渡り
10月9日(日)8時30分より
本楽の朝、役者と正装した若い衆、世話方が自町から湯谷神社まで行列をなして練り歩く「御渡り」が行われます。山組の者は羽織袴の正装で参加。御渡りが終わると、神前で一番山より順次奉納狂言を行います。
イベント概要
日程
2022年10月8日(土)~10日(月)
- 10月8日(宵宮)
- 10月9日(本楽)
- 10月10日(後宴)
場所
JR 米原駅周辺
昨年の様子
会場へのアクセス
米原曳山まつりは JR 米原駅周辺で開催されます。子ども歌舞伎などが行われる公演場所までは徒歩での移動です。
お問合せ
米原観光協会
電話:0749-58-2227
公式サイト:米原曳山祭