米原市で5年に1度の伝統行事「春照八幡神社太鼓踊り」が2019年9月23日(月祝)に開催されます。米原市の中でも特に大規模な太鼓踊りで、1957年には滋賀県選択無形文化財に指定されました。オリンピックより開催周期が長く、なかなか見られるものではありません。一般の方でも見に行けますので、米原市の5年に1度の伝統文化を是非御覧ください。
春照太鼓踊りとは
春照太鼓踊りの始まりは江戸時代初期と言われており、雨が降らず干ばつに苦しんだ農民が雨乞いの為に始めたのがきっかけと伝わっています。
その特長として太鼓だけではなく、先導、幟、神主、露払い、奴振り、山伏(法螺貝)、笛、摺鉦など多くの役柄があり、老若男女200人規模の大行列で行われる壮大なものです。それはかつて木之本町と関ヶ原町を結んでいた北国脇往還を通る大名行列を模倣したものといわれています。
奴振りのお腹や顔に絵を描くのも近隣の伝統行事にはない特長で、こちらも大名行列の名残とされています。
江戸時代から続いていますが、戦時中は途絶えて昭和40年に復活し、以後5年に1回の頻度で開催されています。
米原市を通る歴史的な街道と言えば中山道が有名ですが、木之本と関ヶ原を結ぶ脇街道「北国脇往還」も通っていました。米原市の春照は北国脇往還の宿場町として栄えた歴史があります。
イベント概要
日程
2019年9月23日(月祝)11時30分~
場所
春照八幡神社
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姉川の戦いで織田信長が戦勝を祈ったと伝わる米原市春照の「八幡神社」
春照八幡神社は伊吹山にほど近い春照という集落の中に鎮座する神社です。 目次1 春照八幡神社へのアクセス1.1 駐車場について2 春照八幡神社の由緒2.1 春照八幡神社の御祭神3 境内の様子4 神社情報 ...
開催スケジュール
- 11:30~:御旅所を出発
- 14:00~:春照八幡神社入り
- 15:00~:奉納太鼓踊り
- 17:00~:一旦終了
- 19:30~:かさやぶり(夜の太鼓踊り)
- 20:30~:終了
太鼓踊りは昼と夜の2度に渡って行われます。昼は神事としての奉納太鼓踊り、夜はかさやぶりと呼ばれ打ち上げとして最後の盛り上げで踊られます。
開催日当日には春照八幡神社周辺に何店舗か屋台の出店があります。
会場へのアクセス
春照太鼓踊りのメイン会場は、春照八幡神社です。しかし、最初からここで行われるわけではありません。御旅所から約2時間半かけて練り歩き、春照八幡神社に到着します。
駐車場について
付近に臨時駐車場が設けられます。米原市役所伊吹庁舎の駐車場など。
イベント情報
春照八幡神社太鼓踊り
開催周期:5年
次回開催:2024年