稲荷神社は米原ジャンクションより更に南にある米原市西坂という集落の奥地に鎮座する神社です。稲荷神社と聞くと赤い鳥居が連なる伏見稲荷大社が有名ですが、これは稲荷神社の総本宮です。稲荷神社は全国に2970社存在すると言われています。
山の斜面に面した場所にあり、大自然の神秘を感じる神社でした。
稲荷神社(西坂)へのアクセス
地図で見ても奥地にあるのがわかります。最終的には車も通らないほどの細い道を徒歩で進んでいく事になります。
国道21号線からなら、米原インターチェンジ西の樋口西交差点を南へ行き、北陸自動車道の高架を潜る前にあるY字路を左折します。やまやの工場がある角を左折し、最初の交差点を右折します。ここからは車が1台通るのがやっとな細い道です。この道を進んでいくとお寺の鐘楼があり道がY字路で分岐しています。ここを右折するのですがここからは車も通れません。そのまま道なりに進んでいくと稲荷神社があります。
駐車場について
駐車場はありません。
稲荷神社の由緒
近くの山の中にある松尾寺の僧が麓に寺を興し、守護神として三十番神を祀ったのが創祀と言われています。三十番神は日本の神道と仏教が混じり合った信仰で、明治政府による神仏分離令で禁止されるまで続いた信仰です。
明治以降は現在の御祭神を祀り、地域の守り神として見守る神社となりました。
稲荷神社の御祭神
稲荷神社の御祭神は以下のとおりです。
- 猿田彦命(サルタヒコノミコト)
- 倉稲魂命(ウカノミタマノミコト)
- 大市姫命(カムオオイチヒメノミコト)
猿田彦命は天狗の風貌をした導きの神として信仰されています。
倉稲魂命は通称「お稲荷さん」とも呼ばれ親しまれている五穀豊穣の神です。農作物の豊作、商売繁盛、家内安全のご利益があります。
大市姫命は市場、五穀の女神として信仰されています。倉稲魂命の母でもあります。商売繁盛、開運招福のご利益があります。
境内の様子
西坂の集落の奥地に鳥居があります。ここから先は森の中です。
鳥居をくぐると左側に手水舎があります。
山の斜面に沿って長い階段が続いています。大自然の神秘的な雰囲気が漂っています。
最初の階段を登るとちょっとした広場になっており、右側には社務所のような建物がありました。普段は無人のようです。
次の階段を登ると拝殿があります。
拝殿脇にはお稲荷様の狐の像が鎮座しています。
神社情報
稲荷神社
住所:滋賀県米原市西坂117
拝観料:なし