米原市の北部、奥伊吹方面の甲賀という地域に与九郎滝と呼ばれる滝があります。大自然の中流れ落ちる滝を鑑賞できます。山道を何時間も歩く必要はなく、駐車場から徒歩3分程度で見に行けます。決して大きな滝とは言えませんが、こじんまりとしている滝も大自然の中風情を感じる滝です。
名前にもなっている与九郎とは、かつて甲賀の集落に住んでいた魚捕りの名人「与九郎さん」からきています。江戸時代には甲賀へ彦根藩や小室藩(現在の長浜市小室町)のお殿様がしばしば訪れられたそうです。そこで魚捕り名人の与九郎さんがお殿様をもてなす為に、この滝の周辺でイワナなどの魚を獲っていたのです。
そんな事からこの滝は与九郎滝と呼ばれるようになりました。
与九郎滝へのアクセス
与九郎滝は米原市甲賀という所にあります。奥伊吹スキー場へ向かう道すがらにあり、米原市の道の駅「旬彩の森」から車で10分程度山の方へ行きます。
こちらが道の駅前交差点でこの信号を直進し車で10分程度です。
駐車場について
道中は大きな道で1本道ですが、途中で上の写真のような看板があります。採石場のような場所ですがここから左に入ると駐車場があります。
巨大な駐車場があります。与九郎滝はこの先の山の中で、徒歩で3分程度です。山道を何時間も歩く必要はありません。
与九郎滝への行き方
駐車場の時点から水が流れ落ちる音が聞こえて、滝が近い事がわかります。
山の方へ行くとこのようなパイプの橋を渡ります。3分程度で与九郎滝へ行けますが、階段はほとんどなく急斜面の山道ですので足腰に不安がある人はおすすめしません。
ロープが張られた道に沿って山道を下っていきます。
3分ほど歩くと下の方を流れる姉川沿いまで降りてくる事ができました。
背後を見ると流れ落ちる滝があります。これが与九郎滝です。実は与九郎滝は上段と下段の2段構成となっていて、最上部から約10メートル程度水が流れ落ちる滝です。滝壺からは下段の滝しか見えません。
ちょっと上から見ると与九郎滝の上段が見えます。
春から夏にかけては新緑と滝のコラボレーションが美しく、秋には紅葉と滝のコラボレーションも美しいです。
観光地情報
与九郎滝
住所:滋賀県米原市甲賀606
駐車場:あり